旅行の2日目。朝6時前に起床してポタってみました。
鳥取駅から西へ西へ走って、
神話 『因幡の白うさぎ』 の舞台になっている
白兎神社 を目指します。
タイムリミットはホテルで家族と朝食を始める8時!
むかしむかし、
淤岐ノ島(おきのしま) という小さな島に、
一匹の
白うさぎ が住んでいました。
白うさぎは海の向こうの因幡に行きたいと思っていました。
しかし、その間の海はとても自力では渡れません。
そこで、白うさぎは
和邇(ワニ)ザメ に言いました。
「ワニザメさん、僕たちの仲間と君たちの仲間とどちらが多いか比べてみようよ。
君たちは向こう岸まで海の上を並んでくれ。ぼくはその上を数えながら跳んで渡るから」
と提案し、ワニザメを因幡の国まで並べさせ、その上をピョンピョンと渡っていきました。
その上を渡りきる前に白うさぎは「お前たちは私にだまされたのだよ」と言ってしまったため、
それを聞いた最後のワニザメが白うさぎを捕まえて、白うさぎの皮をはいでしまいました。
【白兎海岸】皮をはがされた白うさぎ泣いていると、隣の因幡の国に
八上姫(ヤカミヒメ) という
美しい姫がいるという噂を聞きつけて、自分のお嫁さんにしようと、因幡の国に向かっている
大国主命(オオクニヌシノミコト) の兄神さまたちが通りかかり、
「海水を浴びて、太陽と風に当たるといいよ」
と言うので、白うさぎは教えられた通り海水を浴びると、ますます痛くなり
そして太陽と風に当てると、さらにもっと痛くなりました。
あまりの痛さに白うさぎが泣いていると、意地悪な兄神達の荷物を
全部持たされた大国主命が、兄神達から遅れて通りかかり、白うさぎに言いました。
【白うさぎが体を洗ったという御身洗池(不増不減の池)】「まず川の真水で体の塩気を良く洗い、それから蒲の穂を散らした上に寝転がれば、きっと治るだろう」
白うさぎがその通りにすると、やがて痛みも消えて、全身に元通りの毛が生えてきました。
喜んだ白うさぎは「八上姫は意地悪な兄神さまではなく、あなたを選ぶでしょう」と言い、
自らが伝令の神となって、兄神さまたちの到着より前に、この事実を八神姫に伝えたのでした。
【白兎神社の参道にある砂像】これを知らない兄神さまたちは、先を競って姫に結婚を申し込みましたが、
姫は「私はあなた方ではなく、大国主命の元へ嫁ぎます」と言い、兄神さまたちを追い返したのでした。
おしまい
このあと白兎神社から、湖山池を
半周して南端にある青島を一周
してから帰りました。
走行時間:1時間27分
距 離 :31.6km
(2012年累計:1,790.5km/29日)
最高速度:36.34km/h
平均速度:21.64km/h
8時を少し過ぎて、ホテルに着くと
待ちきれなかったようで、既に二人とも
朝食を食べている最中でした。
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