本日、読了。

小杉健治では6冊目。
<あらすじ> コンピューターのシステムコンサルタントの湯浅純子は
西新宿のデータベースフェアで、かつて親友であった
行方不明の吉崎弘美を見かけた。
同じころ、大企業の大東電機の特許部では、研究所が
開発した三件の先端技術を特許申請した。
しかし、その三件すべてに対して、先願があるという
理由で却下された。
どうやらコンピューターからデータが盗まれ、会社は
存亡の危機に陥ってしまう。
犯人は電話番号とパスワードをどうして知ったのか?
大企業を手玉にとる謎の女の正体とは?
夏井冬子の先端犯罪
<感想> まず、夏井冬子って!語呂合わせのような名前なんで、じゃあ相手役は春山秋男?とか思っちゃいますけど、そんな男性は登場しませんし、名前は全然重要じゃありません。
次に、20年前の作品なんでコンピューターを使った「先端犯罪」となると今は陳腐な技術になってしまいますけど、まぁそのへんは仕方がないので・・・。
オンラインで管理されている特許の抜け道、特許の先願制、大企業で働く開発者の特許取得に関する報酬と特許にまつわる様々な問題が絡んだ犯罪で、しかも黒幕は以外な人物なので楽しく読み切れます。
でも男女の色恋の話はいらんなぁ。
本文の感想とは関係ないですけど、新保博久が書いている解説で小杉健治の披露宴がメンバーが凄いです。
司会が島田荘司と山崎洋子。余興が泡坂妻夫のマジック、島田荘司・山崎洋子・井上夢人・宮部みゆきのビートルズメドレー、逢坂剛の漫談と、こんな披露宴ならお祝い金を多めに出してでも参加したいですね!
【小杉健治 読了リスト】
原島弁護士の愛と悲しみ
二重裁判
死者の威嚇
絆
土俵を走る殺意
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