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おさとうのタナボタ

自転車を中心にしたブログにするつもりが、食べものネタがメインになってしまいました。
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暖簾(山崎豊子)

本日、読了。

山崎豊子では4冊目。


 <あらすじ>

  淡路島から大阪から働くために出てきた吾平は、運よく船場の
 昆布屋で働くことになり、一介の丁稚から叩きあげ、苦労の末
 築いた店も長男・辰平も戦争で奪われ、振り出しに戻った。

  その吾平の跡を継いだのは戦争から帰ってきた次男・孝平で
 あった。孝平は、大学出のインテリ商人と笑われながら、徹底
 して商業モラルを守り、戦後の動乱期から高度成長期まで、
 独自の才覚で乗り越え、遂には本店の再興を成し遂げる。

  親子二代“暖簾(のれん)"に全力を傾ける不屈の気骨と大阪
 商人の姿を描く作者の処女作。


<感想>

 山崎豊子といえば、白い巨塔や沈まぬ太陽、運命の人のように事実を基にした壮大なストーリーが多いですが、初期には船場商人を主人公にしたサクセスストーリーが多いんです。
 この暖簾(のれん)はそんな彼女の最初の作品です。

 現在の船場は問屋街ですが、老舗が暖簾を守っているというイメージを感じることはありません。
 それは戦前の話で戦災により何もかも失った大阪は、中心地が難波・心斎橋に移り、生き抜くための闇市が横行していることで暖簾商売が成り立たなくなったのが原因だそうです。

 伝統を重んじるというより暖簾に固執してしまうと、老舗といえども没落してしまうなか、次男・孝平がゼロからのスタートになった浪花屋(昆布屋さん)を継いだことで、時代をよんで、商売手法を変え、最期には父・吾平の浪花屋を再興させてしまいます。

 暖簾なんて、弟子が修行明けにお店を出す暖簾分けぐらいのものだろうと思っていましたが、戦前は火事になれば真っ先に暖簾を持ち出したり、暖簾を担保に銀行からお金を借りることができるぐらい現代からは考えられないくらい大事なものだったそうです。

 主演・森繁久彌が吾平(父)・孝平(次男)の二役で映画化されているようです。
 ちょっと観てみたいですよね。

【山崎豊子 読了リスト】
花のれん           第39回直木賞
女系家族〈上〉〈下〉
ぼんち
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[ 2013/02/20 21:00 ] 山崎豊子 | TB(0) | CM(2)
こんにちわ
こちらにとんで来たところ、私の大好きな山崎豊子先生のお話だったのでコメントさせて頂きました
先生の社会派の方も感動しますが 私も船場もん大好きです
エゴいです、エゴい以上なんですが言葉にできません
いつか行ってみたいです
[ 2013/02/21 11:03 ] [ 編集 ]
Re: こんにちわ
ピロコさん

こんばんは

残念ながらもう船場は小説のような世界ではなく
面影も何もない問屋&オフィス街なんですよねぇ。
小説のような船場を見てみたいですよね!

[ 2013/02/21 23:14 ] [ 編集 ]
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