本日、読了。

宮部みゆきでは31冊目。
<あらすじ> 「居眠り心中」、「影牢」、「布団部屋」、「梅の雨降る」、
「安達家の鬼」、「女の首」、「時雨鬼」、「灰神楽」、
「蜆塚(しじみづか)」の九編の短編からなるちょっと怖い
江戸ふしぎ噺。
<感想> ”怖い”っていうので血みどろ世界かと思っていたら”物の怪”と人の心の闇・怨念・妬み・憎しみなどを絡めた宮部みゆきらしい作品集になっています。
映像や漫画で見る直接的な怖さではなく、最後まで正体を明かさないパターンもあるので、却って想像力が膨らんで怖さが増してしまいます。
口入屋が登場することが多いので、
震える岩
、
天狗風
の”お初”のようなキャラクターを口入屋にして連作短編集にしたほうがいいのに!って思っていたら、タイプは違うけど
おそろし
、
あんじゅう
という三島屋変調百物語シリーズに続くようです。
【
宮部みゆき 読了リスト1】
【宮部みゆき 読了リスト2】
心とろかすような―マサの事件簿 元察犬「マサ」シリーズ2
理由 クロスファイア ぼんくら ぼんくらシリーズ1
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