本日、読了。

折原一では14冊目。
黒星警部シリーズでは4作目。
<あらすじ> 建設会社のワンマン会長・丹波竜造が伊豆沖でヨット航海中
に遭難しながらも最期の遺書を書く。
しかし、遺書も死体も発見されぬまま葬式が執り行われた。
その後、古い遺書による遺産分割が発表され、取り分が最も
多い長男が密室状況の仏間で不可解な死を遂げる。
それは、これから一族の人々を襲う殺人劇の幕明けにすぎ
なかった。
遺産相続を巡る悲劇に、密室好きの黒星警部が挑む。
<感想> 黒星警部はいつもほど鈍臭さが際立っておらず、フリーライターの葉山虹子も出て来ないのでちょっと寂しく、期待する折原一らしさがほとんどないフツーのミステリー小説でした。
この普通らしさが折原一に騙されたのかなぁ。
どうも彼には分かっていながらも騙されたいという欲望が強いですねぇ。
しいて挙げるならば後妻の連れ子のリエが探偵役でしたが、途中でバカな孫の秋彦が実はイイ奴で探偵役に代わりそうになったので、ここで折原一の本領発揮かと思ったら・・・そうでもなく終了。
折原一のことを何も知らずに読むとフツーに読めたんだと思います。
【折原一 読了リスト】
七つの棺 ― 密室殺人が多すぎる
黒星警部シリーズ1
倒錯の死角
倒錯シリーズ1
鬼面村の殺人
黒星警部シリーズ2
倒錯のロンド
倒錯シリーズ2
灰色の仮面
覆面作家
異人たちの館
沈黙の教室
教室シリーズ1
第48回日本推理作家協会賞長編賞
誘拐者
者シリーズ1
「白鳥」の殺人螺旋館の奇想 奇想シリーズ1
猿島館の殺人 ― モンキー・パズル 黒星警部シリーズ3
黒衣の女
- 関連記事
-
スポンサーサイト