本日、読了。

宮部みゆきでは28冊目。
第120回直木賞
第17回日本冒険小説協会大賞 日本軍大賞
<あらすじ> 大嵐の夜に東京都荒川区の超高層マンションで一家4人が
殺された事件が発生。殺されたのは「誰」かもわからず、
「誰」が犯人かもわからず、事件に大きく絡む人もあまり
絡まない人にもさまざまな人生があり、事件の理由が
明かされます。
<感想>さすが宮部みゆきです!
全編ルポタージュ方式になっています。つまり事件が解決したあとに雑誌か新聞かの記者?が事件関係者ひとりひとりにインタビューしていきます・・・容疑者・目撃者・隣人・管理人などなど。
しかもその人々の家族関係や人生までも振り返ったりします。
最初は本編とは関係ないんじゃないか?と思いながら読んでいましたが、ひとりひとりインタビューしていくことで事件の外堀を埋めていき、ようやく核心に触れていきます。
読み応えがあり、競売物件は怖いなぁと思わせる1冊です。
原作を読み終えて録画しておいた5/7に月曜ゴールデンで放送された「理由」を観ました。
いつもは原作を読んでしまうとがっかりしてしまうので映像化されたものを観ることはないのですが、ルポタージュ方式のものがどのようになっているのか興味があったので観ました。
ドラマはルポタージュ方式ではなかったですが、「家族」がよく描かれていて、すごくいいドラマでした(ちょっとハショリ過ぎていて、原作を読んでいない人には分かりにくかったかも)。
主役の寺尾聰、片倉ハウスの沢村一樹がいい味を出していました。
出来れば小糸信治の妻の小糸静子を観たかったですが・・・。
【
宮部みゆき 読了リスト1】
【宮部みゆき 読了リスト2】
心とろかすような―マサの事件簿 元察犬「マサ」シリーズ2
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