本日、読了。

北村薫 では 8冊目。
『覆面作家』シリーズ では 2作目。
<あらすじ> ペンネームは覆面作家 ― 本名・新妻千秋。
天国的美貌でミステリー界にデビューした新人作家の正体は
大富豪の御令嬢。
しかも彼女は現実に起こる事件の謎までも鮮やかに解き明かす、
もう一つの顔を持っていた!
春のお菓子、梅雨入り時のスナップ写真、そして新年のシェークスピア…。
三つの季節の、三つの事件に挑む、お嬢様探偵の名推理。
<感想> 覆面作家の新妻千秋に会ってみた~い!
20歳で五つ星!の美貌で、しかも電話するとお手伝いさん→執事→千秋と取り次がないといけないほどのご令嬢。
これだけだったら、見るだけでもいいかなぁって思いますが、その上に電話では対人緊張症気味、豪邸から一歩外に出ると言葉遣いも変わって、借りてきた猫からサーベルタイガーに大変身してしまうような内弁慶ではなく外弁慶なんです。
それで推理力が抜群ですから、そんな人は逆にいろいろ観察して、振り回されてもイイかもって思ったり。
3つの短編のそれぞれの冒頭に数カットのイラストがあり、読む前には何のことかイメージしにくいですが、読後に見直すと、あぁあのシーンねぇ、と自分の思い出のように共感できることに一票挙げたくなります。
いかにも映像化しやすそうな内容やなぁって調べると、ともさかりえ主演でドラマ化されているようで、イメージに近いかも。
【北村薫 読了リスト】
空飛ぶ馬
『円紫さん』シリーズ1
夜の蝉
『円紫さん』シリーズ2
第44回日本推理作家協会賞短編部門
秋の花
『円紫さん』シリーズ3
覆面作家は二人いる
『覆面作家』シリーズ1
六の宮の姫君
『円紫さん』シリーズ4
冬のオペラ スキップ 時と人 三部作1
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