某大女優が主演する映画チケットを貰ったので、先週観たんですけど
途中で帰りたくなるぐらいオモシロくなかったので、
翌週にホントに観たかったコチラでお口直ししてきました。
【あらすじ】 スポーツエージェントのJB・バーンスタイン(ジョン・ハム)はメジャー
リーグの時代の流れについていけず、次々と選手との契約も終了。
更に、莫大な利益をもたらすアメフトの超有望選手・ポポをクライアント
として獲得寸前だったが、大手ライバル企業に横取りされ、エージェント
生命の危機に陥る。
そんなある夜、自宅で何気なくクリケットのテレビ中継を眺めていた
彼は、起死回生の策を思いつく。
そして、地元のテレビ局と 『ミリオンダラー・アーム(=100万ドルの
剛腕)』 というリアリティ・ショー番組を企画。
コンペティションに集まった数千人の中から2人の青年をアメリカに
招き、バーンスタインは2人のインド人をメジャーリーガーにするために
奔走する。
それは彼自身にとっても、人生の再起を賭けた最後のチャンス
だった……。
【感想】 これは実話で、オモシロくて熱くなれて泣けます!
2人のインド人のディネシュ・パテル、リンク・シンはともに、入団テストに合格しピッツバーグ・パイレーツ傘下のチームに所属しました。その後、ディネシュは事情でインドに帰国し、リンクはステップアップしながらも怪我もあってメジャーリーガーになるという夢にはまだ達していないそうです。
そして、演じているインド人はまた知らない役者だろうと思っていたら、リンクのスラージ・シャルマは、
ライフ・オブ・パイ でトラと一緒に漂流した少年で、ディネシュのマドゥル・ミッタルは、
スラムドッグ$ミリオネア の主役の少年のお兄ちゃんでした。
日本人にとって馴染みのないクリケットについて、私のインド人の同僚に聞いてみると、わざわざ紙に図を書いてルール説明をして、クリケットがどんなに凄いのか熱く語ってくれ、1試合8時間もあれば、5日間というのもあるらしく、もちろん長い試合のテレビ中継もあってという、超人気スポーツだそうで、そして、世界で一番強いのはインドだそうです。
ちなみに、ルールは今一つわかりませんでしたが・・・
笑ってしまうのが、バーンスタインはクリケット選手をスカウトに行ったはずなんですけど、ディネシュはフィールド・ホッケー、リンクは槍投げの経験者でしかも2人ともクリケットが嫌いということをアメリカに連れて来てから知ってしまうというオチ。
なんとか、野球を知らないインド人がわずか10ヶ月で2回目の入団テストに合格しますが、知らない国にやってきた2人にとっては技術力を向上させることは、メンタルが一番大事なことであって、2人をビジネス対象でしか見ていなかったバーンスタインが、周囲の助言に、ようやく気付き心から繋がり、エンディングへのサクセスストーリーはメチャクチャ盛り上っていきます。
オモシロい映画の典型として、主役だけではなくて、研修医の恋人、老人の元スカウト、小さなインド人の通訳、心理学者のトレーナーと脇役も活躍するハリウッド映画のようなインド映画のような実話です。
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