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おさとうのタナボタ

自転車を中心にしたブログにするつもりが、食べものネタがメインになってしまいました。
おさとうのタナボタ TOP  >  2012年11月14日
月別アーカイブ  [ 2012年11月 ] 

欅しぐれ(山本一力)

本日、読了。

山本一力では5冊目。


 <あらすじ>

  深川の老舗大店・桔梗屋のあるじ太兵衛と賭場の貸元・
 霊巌寺の猪之吉は筆道稽古場で偶然に出会う。
  ひとの目利きに厳しい太兵衛は、猪之吉の人柄を感じ取り、
 一献お付き合い願いたいと申し出た。大店のあるじと貸元の、
 肚をわった五分の付き合いが始まった。
  そんなある日、油問屋・鎌倉屋鉦左衛門による桔梗屋の
 乗っ取りの企みが明らかになる。
  重い病を患う太兵衛は、桔梗屋の後見を猪之吉に託し、
 息を引き取る。やがて桔梗屋をめぐり、鎌倉屋の意を受けた
 乗っ取り屋・治作一味と、猪之吉一党との知力と死力を尽くした
 闘いが始まる。


<感想>

 今回は 『老舗大店のあるじ』 と 『賭場の貸元』 という住む世界が違う男の友情の物語です。

 ◆金があれば何でも叶うと思っている成金の油問屋・鎌倉屋鉦左衛門
 ◆脅かせば自分の意のままになると思っている騙り屋・治作
 ◆ひとの目利きに厳しく、奉公人を大切にする桔梗屋太兵衛
 ◆渡世人らしく強面で恐ろしいが人を惹き付ける魅力の貸元・猪之吉

とタイプは違いますが、それぞれが 『あるじ』 『かしら』 と人の上に立っています。
騙り屋(乗っ取り屋) VS 渡世人 なんで騙し騙され熱い攻防がありますが、お互いの一派の大きな違いは 『かしら』 の人徳です。

 象徴的なのが桔梗屋の頭取番頭の誠之助が 「かどわかし」 にあってどんなに痛めつけられても、太兵衛や猪之吉に絶対的な信頼を持っているので、桔梗屋の内情を白状しなかったがために、騙り屋の治作が悔しがっていたところです。羨ましがっていたようにも思えます。

 ◎誠之助が猪之吉が後見をするなら、辞めるといったときの猪之吉の熱い言葉
 ◎桔梗屋・内儀のしずが 「かどわかし」 にあった誠之助を助けて欲しいために言った大切に思う言葉
・・・電車内で読んでてもちょっとウルウルしてしまいます。

これも映像化して欲しいなぁ。またもや勝手にキャスティングすると
 桔梗屋太兵衛は、西田敏行
 貸元・猪之吉は、渡辺謙
 騙り屋・治作は、笹野高史
でいかがでしょう。


【山本一力 読了リスト】
 かんじき飛脚
 だいこん
 あかね空                    第126回直木賞
 深川駕籠                    深川駕籠シリーズ1
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[ 2012/11/14 21:00 ] 山本一力 | TB(0) | CM(0)
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