本日、読了。

蜂谷涼では1冊目。
<あらすじ> 会津が降伏開城した夜、見上げた空には銀の月、無残に散った
親友の美しい顔―。
壮絶な篭城戦を生き延びた会津藩砲術指南役の娘・山本八重は、
薩長への突き上げるような憎しみに葛藤する。
アメリカ帰りの牧師・新島襄と結婚した時、心に期したこととは。
「幕末のジャンヌ・ダルク」と呼ばれ、強くひたむきに明治を駆け抜け、
時代に挑戦し続けた誇り高き会津人としての生き様をドラマティックに
描ききった画期的小説。
<感想> 昨夜ようやく最終回を迎えた『八重の桜』関係では、藤本ひとみの
幕末銃姫伝 に続いて2冊目です。
朝敵となった会津藩が薩摩藩・長州藩から城を攻められる頃から、善戦むなしく落城して、会津を追われて米沢で少し暮らして、兄・覚馬が生きていることを知って京都に移り、新島襄と出会い、八重が日清・日露戦争で看護婦として活躍する晩年までを浅~く、ざっくり、サラーッと流しています。
どうしても気になるのは2点。
まず、八重(綾瀬はるか)の一人目の旦那は、川崎尚之助(長谷川博己)のはずなのに、繁之助となっています。
調べてみると、繁之助とは八重の父・権八(松重豊)の前の名前らしい。
ひょっとしたら、繁之助が正しいのかもしれませんが、ドラマを観てから読むと違和感あり過ぎました。
次は、中野竹子(黒木メイサ)に宛てた手紙のような感じで第一部(落城)が始まりますが、手紙に思い出を書いているのか、今 目の前で起こっていることなのか、場面転換がわかりにくいので、読み慣れるのに一苦労してしまいました。
もし年末に、八重の桜の3時間総集編でもあるのであれば、きっとこんな感じになるだろうなぁと思う作品でした。
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