おさとうのタナボタ

自転車を中心にしたブログにするつもりが、食べものネタがメインになってしまいました。
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新宿鮫Ⅶ 灰夜(大沢在昌)

本日、読了。

大沢在昌では20冊目。

新宿鮫シリーズでは7作目。


 <あらすじ>

  目覚めたとき、鮫島は闇に包まれた檻の中にいた。
  元同僚・宮本の自殺から6年。彼の郷里で行われる7回忌法要
 に参列するため、鮫島は東京を発った。
  しかし、宮本の旧友・古山と酒を酌み交わした夜、何者かの
 襲撃を受け拉致されてしまう。古山のはからいで解放された
 ものの、身代わりに古山が監禁される。
  麻薬取締官、県警の刑事、地元の暴力団、北朝鮮工作員。
  背後にうごめく巨大な影。頼れる者のない見知らぬ土地で、
 一晩語り合っただけの古山を救うべく、熱き男が奔走する。


<感想>

 今回の舞台は新宿ではなく鹿児島。
 明記されていませんが誰でも推測できてしまいます。

 しかも恋人の晶までも登場しないので、新宿鮫ではなく鹿児島鯨にしてもいいぐらいです。

 鮫島は新宿鮫の原点である自殺した元同僚キャリアの宮本の7回忌のために鹿児島を訪れているわけですが、宮本の旧友と会ったりしたので、おぉ!いよいよ宮本の過去や、鮫島に押し付けた手紙の内容が暴かれるのかと期待しましたが、まだまだ秘密のようです・・・残念。

 麻薬取締官・県警の刑事・県警の公安・鹿児島の暴力団・福岡の暴力団、北朝鮮工作員が『しゃぶ』と『北朝鮮資金』に複雑に絡んで、しかも鮫島が動物用の檻に監禁されたりと相変わらずオモシロイのですが、事件関係者が全員死んでしまったことと刑事も関係しているということで事件そのものが無かったことのように有耶無耶になってしまったことが何ともスッキリしない感じです。

 でもそうでもしないと鮫島が敵対する上層部キャリアたちに揚げ足をとられるかもしれないので、仕方ないのかなぁと思えば納得したようなしないような・・・。


大沢在昌 読了リスト1
【大沢在昌 読了リスト2】
 雪蛍
 北の狩人
 新宿鮫VI 氷舞
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[ 2014/02/26 21:00 ] 大沢在昌 | TB(0) | CM(0)

新宿鮫VI 氷舞(大沢在昌)

本日、読了。

大沢在昌では19冊目。

新宿鮫シリーズでは6作目。


<あらすじ>

  西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人ブライドが殺され、新宿署
 刑事・鮫島の追う日系コロンビア人・ハギモリが消えた。
  事件の鍵を握る平出組の前岡に迫る鮫島。しかし、事件に関わる
 すべてが、なぜか迅速強固な公安警察の壁で閉ざされる。
  その背後には元公安秘密刑事・立花の影がチラつく。
  捜査の過程で鮫島は、美しく孤独な女・杉田江見里と出逢い、
 惹かれていく・・・。江見里と事件の関わりが浮上するなか、その
 鮫島を幾重にも襲う絶体絶命の危機!!血と密謀にまみれた
 立花が守る、公安の奥深くに隠された秘密とは?



<感想>
 久しぶりの新宿鮫です。
 今回の敵は同業であっても仲間ではない公安です。

 公安のなかでも選りすぐりの精鋭部隊の公安総務課またの名を『桜井商事』。
 こんな組織がいかにもありそうなので、思わずネットで検索すると当然ながらありきたりの名前なので日本中のあちこちに存在してます。このなかにホントの公安の『桜井商事』があったりして・・・

 でも、いちばんのビックリは、刑事で主役で正義の味方でヒーローの鮫島の浮気ではないでしょうか?
 恋人の晶はどうするんだぁ!ってツッコんでしまいました。まぁ、晶の性格は面倒くさいのでわからなくもないですけど。

 あとは鮫島と同期の公安警視正・香田のジレンマですね。いいキャラクターになりそうです。
 鮫島のことは大嫌いだけども、正義でない警察も許せない。
 鮫島を頼りたくないけど、情報交換せざるを得ない。
 鮫島とは関わりたくないけど、助けてしまう。
 鮫島と行ったこともないカラオケボックスで待ち合わせさせられて、しかも、怪しまれないように歌もちゃんと歌ってしまう。
 こんな役が似合うのは今であれば、臨場やDOCTORSの高嶋政伸がピッタリですね。

 肝心のストーリーですが、ラスボスの元公安の政治家・京山には逃げられてトカゲの尻尾切りになってしまうのが悔しいですね。
 今後のシリーズで京山が出てくるかどうかは知りませんが、最後には追いつめて欲しいですね。


大沢在昌 読了リスト1
【大沢在昌 読了リスト2】
 雪蛍
 北の狩人
[ 2013/12/25 21:00 ] 大沢在昌 | TB(0) | CM(0)

北の狩人(大沢在昌)

本日、読了。

大沢在昌では18冊目。

狩人シリーズでは1作目。

 <あらすじ>

  新宿に北の国から謎の男が現れる。
  獣のような野性的な肉体は、特別な訓練を積んだことを物語っていた。
 男は歌舞伎町で十年以上も前に潰れた暴力団のことを聞き回る。
 一体何を企んでいるというのか。彼の出現によって新宿のアンダー
 グラウンドが突然騒がしくなった。不穏な気配を感じた新宿署の刑事・
 佐江は、その男をマークする。
  そして彼の正体が分かることにより、新宿署の刑事だけでなく暴力団の
 幹部までもが息を呑んだ。「あの時の…」彼は十二年前に葬られた、
 ある出来事の関係者だったのだ。
  過去の秘密が次々に明かされていく。やがて彼は「獲物」を仕留めようと
 最後の賭けに出る。だがそこには予想だにしていない悲しい結末が待っていた。


 <感想>

  秋田から出てきた謎の男・梶雪人(名前を言うと謎じゃないですけど)が12年前に
 発生した自分の父親の殺人事件の真相を暴くために、新宿にやって来るんですが、
 ワザとぼったくりバーにひっかかる登場シーンで何者だ?訛ってる!彼のことを
 知りたい!って思ってしまいました。
  彼は実際には秋田県警の刑事なのですが、新宿では刑事という視点ではなく一人の
 若者目線で真相を探ります。その彼が動くたびに、12年前の事件に関係する怖いモノ
 しらずのヤクザたちが右往左往するのがオモシロく一気に読んでしまいました。
  不良女子高生の杏、新宿署のマル暴の佐江、敵であるはずのヤクザの宮本、
 じっちゃんの知り合いの大金持ちの呉林、台湾マフィア四海幇かもしれない荘 が雪人の
 純粋な人柄に魅かれて彼に協力し、雪人が犯人を追いつめていく展開は私の知らない
 世界のことを教えてくれるので、興味深いです・・・がちょっと歌舞伎町は怖いです。


 一応、狩人シリーズは続きますが、主人公は毎回違うようです。
 でも楽しみなシリーズがまた増えました。

大沢在昌 読了リスト1
【大沢在昌 読了リスト2】
 雪蛍
[ 2013/09/24 21:00 ] 大沢在昌 | TB(0) | CM(0)

雪蛍(大沢在昌)

本日、読了。

大沢在昌では17冊目。

新・佐久間公シリーズでは1作目。

 <あらすじ>

  薬物中毒者の相互更正補助施設「セイル・オフ」に、ホタルと
 いう名のあらゆる感情が「死んでいる男」が入所してきた。
 男と向き合おうとする佐久間公に、再び「探偵」としての依頼が
 なされる。女性実業家・小暮冴子が17歳の家出娘を捜して欲しい
 という。当然、ただの「家出」ではなかった。
  失踪人調査を再開した佐久間は、渋谷・六本木・新宿と娘の
 行方を追う先々でかつてのライバル岡江に出会う。更に大女優・
 ヤクザの絡む難題にハマってしまう。彼女はなぜ家出をしたのか?


<感想>

 久しぶりに読む佐久間公です・・・がほとんど設定を覚えていませんでしたが。

 佐久間公が薬物中毒患者と向かい会うとき、
 佐久間公が大女優や実業家と話し合うとき、
 佐久間公がヤクザと精神的に闘うとき、

 言葉や順序を間違わないように、相手の言葉と言葉の間の意味を読む姿勢に、読みながらも、どのシチュエーションでも、かなり緊張が伝わってきます。
 ですから700ページの文庫本ですが、緊張しながらストーリーに入っていったのであっという間に読んでしまいました。

 事件を解決することよりも、寧ろ、その過程において、失踪人調査という「探偵」をやめていた佐久間が、久しぶりの大仕事で自分の「生き方」「居場所」を見つけることができました。
 「探偵は職業でなく、生き方だ」通り、こちらの方がメインテーマのようでした。

 薬物中毒者の元ヤクザの谷口と佐久間公の心に残ったやりとりを1つ。
 手に負えないホタルを追い出そうとしている谷口に対して、佐久間が諭します。

 佐久間 「彼をここにあわないからといって追いだすのはとても簡単なんだ。簡単っていうことは・・・」
 谷 口 「俺たちが昔の暮らしに戻り、悪い癖をまた始めるのは簡単だ、あんたはそういいたいのだろ」
 谷 口 「あんたはいつも、俺たちを簡単じゃないほう、簡単じゃないほうにいけ、という」
 佐久間 「そうだね。でもそうやっていれば、簡単じゃないことを、そう思わずにやってのけられるようになる。それってすごいことだよ」

 いい言葉ですよね。

大沢在昌 読了リスト1
[ 2013/06/04 21:00 ] 大沢在昌 | TB(0) | CM(2)

大沢在昌 読了リスト1

好きな作家のひとりです。ブログを始める前に読了した作品をまとめておきます。

感傷の街角                    佐久間公シリーズ 1(短編)
                           第1回小説推理新人賞
漂泊の街角                    佐久間公シリーズ 3(短編)
アルバイト探偵                  アルバイト探偵シリーズ1(短編)
追跡者の血統                  佐久間公シリーズ 4
アルバイト探偵Ⅱ 調毒師を捜せ       アルバイト探偵シリーズ2
女王陛下のアルバイト探偵          アルバイト探偵シリーズ3
不思議の国のアルバイト探偵         アルバイト探偵シリーズ4
氷の森
アルバイト探偵 拷問遊園地          アルバイト探偵シリーズ5
新宿鮫                       新宿鮫シリーズ1
                            第44回日本推理作家協会賞 長編部門
                            第12回吉川英治文学新人賞
                            第9回日本冒険小説協会大賞 日本軍大賞三位
新宿鮫2 毒猿                  新宿鮫シリーズ2
                            第10回日本冒険小説協会大賞 日本軍大賞三位
新宿鮫3 屍蘭                  新宿鮫シリーズ3
新宿鮫4 無間人形               新宿鮫シリーズ4
                            第110回直木賞
B・D・T―掟の街                 ケンヨヨギシリーズ1
新宿鮫5 炎蛹                  新宿鮫シリーズ5
天使の牙〈上〉〈下〉               明日香シリーズ1
[ 2013/06/04 20:55 ] 大沢在昌 | TB(0) | CM(0)
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