本日、読了。

田中啓文では2冊目。
『笑酔亭梅寿謎解噺』シリーズの2作目。
<あらすじ> 金髪トサカ頭の不良少年の竜二が飲んだくれの上方落語の
大御所・笑酔亭梅寿の内弟子となって、はや一年。
梅駆(ばいく)の名前はもらったものの、豪快な師匠に
相も変わらずどつかれけなされの修業の日々を送っている。
そんな中、師匠の梅寿が所属事務所の松茸芸能と大ゲンカ、
独立する羽目に!東西落語対決、テレビ・ラジオ出演、
果ては破門騒動と、ますますヒートアップする笑いと涙の
青春落語ミステリー第二弾。
<感想> 面白すぎますよ!
電車内で読むには笑いを噛み殺さなければいけないので要注意です。
酒飲みで自分勝手で暴力的だけど落語は一流な笑酔亭梅寿師匠はあまりにもリアリティがあるので、モデルはきっと笑福亭松鶴(仁鶴、鶴瓶の師匠)だろうなぁと想定しながら読み終えてから、桂雀三郎さんの解説を読んでみると同じように想像していたのでやっぱり!とちょっと安心。
確か、国分太一さんの主演で映画化してたよなぁ、と思っていたら、それは佐藤多佳子の
しゃべれどもしゃべれども
でした。どうも竜二のキャラクターと合わんなぁと感じていたので。
じゃあ、これもタイガー&ドラゴンじゃないですけどドラマ化して欲しいですよね。
不良の金髪トサカの竜二は誰にしましょう?大阪弁が喋られるということであれば、もうちょっと若ければ桐谷健太さんや山本太郎さんがぴったりかなぁと思いますがいかがでしょう?
このシリーズは
ハナシがちがう!
、ハナシにならん!
、ハナシがはずむ!
、ハナシがうごく!
、ハナシはつきぬ!
とホントに尽きないので竜二だけでなく、梅寿の成長も楽しみですね。
【田中啓文 読了リスト】
ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺
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