堺市民会館で劇団四季のミュージカル
はだかの王様 を観てきました。

個人的に、王様の耳はロバの耳 と はだかの王様 の内容が
ゴッチャになっていたのと、娘のためにもあらすじをわかっていた方が
観やすいだろうということで図書館で借りてきました。
6月頃に借りたときには普通に借りることができましたが、
再度ミュージカル直前に借りようとしたら、
ほとんどの はだかの王様 が貸し出し中だったので、
同じようなことを考えている人も多かったようです。
ちなみに、私がミュージカルを観るのは同じく劇団四季のウィキッド以来2回目です。
<アンデルセン童話のあらすじ>昔々、キレイな新しい服が好きで、オシャレのためならお金を惜しまない王様がいました。
兵隊や馬車で森に出かけることにも興味がありませんが
毎日毎日、1時間ごとに服を着替えることを仕事よりも優先させています。
ある日、2人のペテン師が機織り師に化けて街にやってきました。
「たとえようもないぐらい美しい布を織りますよ、
でもその布で作った素晴らしい服は馬鹿な人には見えませんよ」
と触れ込み、それを聞きつけた王様が、ペテン師をお城に呼び
「私に相応しい服を作ってくれ」とたっぷりのお金を渡しました。
しかし、ペテン師はもらったお金を着服してしまい、見えない布を織るフリをし
偵察にやってきた家来に「美しい布ですよね?馬鹿じゃないなら見えますよね?」
と聞くと「あぁ、美しい、うっとりしてしまう」と家来は答えるしかありません。
そして、とうとう王様はその服を着て街を歩くことになりました。
服を見た王様は「私には何も見えない!馬鹿なのか?」と思いましたが、
口に出すことはできず、「美しいぞ、満足じゃ」と言ってしまいました。
家来たちも街の人たちも「素晴らしい」と言ってくれます。
でも、子どもが「王様は何も着ていないよ」って叫ぶと誰もがひそひそ声で
しゃべりだし、その声は王様にも聞こえましたが、王様は途中でやめるわけには
いかないので、よりいっそう胸を張って、はだかのまま歩き続けました。

当然ながら、撮影禁止なので、唯一撮ったのが開演直前のコレだけです。

大人のアップリケと子どものホックが進行役となり、物語の説明をしてくれたり、
幕を開けるときの「幕をあける歌」やはだかの王様に向かって
笑う歌「王様ははだかだ」をみんなで練習したりと楽しく盛り上げてくれます。
いちばん盛り上がったのは、王様がホントに裸で登場したとき!
あらすじが分からなくてもお尻フリフリされたら誰でも笑ってしまいますよね。
更にそこから、観客みんなで「王様ははだかだ」を繰り返し、王様に対して
歌うと大盛り上がりでフィナーレになりました。
見えない服を、正直に見えないと言うべきか
見えているフリをするべきか、バカに思われたくない以外にも
大人にはいろいろあるので、う~ん難しい~

終演後そのまま、出演者の皆さんが観客席通路を駆け抜けるので
通路側に座っていた娘は何人かとハイタッチが出来て喜んでいました。
ホール出口では駆け抜けた出演者たちが見送ってくれました。
そこで 王様(牧野公昭さん)と握手出来たので家族で喜んでしまいました。
ちゃんと誰にでも見える服を着てましたよ。
ちなみに、ここでも撮影禁止です。
ただ、いくらファミリーミュージカルでも、やっぱり
子どもには あらすじ を理解させていたほうがいいみたいですよ。
こんな機会がまたあれば行ってみたいですね。