本日、読了。

柴田よしきでは5冊目。
<あらすじ>京都。修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た7名の中学三年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人のフルートが好きな女生徒・小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った―。
20年後。35歳となり、それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」突然、送られてきた失踪したはずの冬葉からのメール。
運命に導かれて再会した同級生たち。彼らに次々と降りかかる不可解な事件。
冬葉は生きているのか?
そして、彼女の送るメッセージの意味とは…?
離婚、リストラ、薬物依存、不倫…。
過去の亡霊に、次第に浮き彫りにされていく現実の痛み。
苦悩しながらも人生と向き合う、6人の35歳の闘い。
<感想>ドラマを観た人がオモシロかったというので読んでみました。
まぁ35歳にもなると脛に傷を持つというか隠し事が1つや2つあるもんですけど、失踪事件の現場にいた6人には特に裏事情があり過ぎです。
三隅圭子(田中麗奈) : 編集者。離婚協議中。
東萩耕司(桐谷健太) : 刑事。唯一、平凡な人生。
御堂原貴子(国仲涼子) : 超美人な専業主婦。主婦売春をしている。
秋芳美弥(ともさかりえ) : 小説家兼ヴォーカル。借金まみれで薬物違反の前科あり。
鯖島豊(山本耕史) : リストラ候補の会社員。東大卒でバツイチ。
長門悠樹(井上剛) : 音信不通で海外にいるかも。
そんな彼らに20年前に失踪したはずので小野寺冬葉から、「わたしを憶えていますか? 冬葉」という謎のメールが届き、彼らの周りに不可解な事件が起こり、冬葉の恨みかどうか、どんどん盛り上がります。
三隅圭子(田中麗奈) : 部下が作家の大事な原稿をなくし、不本意な他部署に左遷させられる。
東萩耕司(桐谷健太) : 特になにも起らない。
御堂原貴子(国仲涼子) : 売春相手が殺されてしまい犯人の疑いがかかってしまう。
秋芳美弥(ともさかりえ) : 元彼が殺人事件に巻き込まれ、更に同じマンションに住む見知らぬ男が接近。
鯖島豊(山本耕史) : 元カノにストーカーされ刺される。
長門悠樹(井上剛) : 殺人容疑のかかった美弥の元彼と海外で写真に写っている。
ひとりひとりの20年前の記憶の断片なんて何の役にも立ちませんが、6人集まるとピースが繋がり埋まっていく過程がオモシロく更に盛り上がります。
と、ここまではよかったんですけど、うーんオチが・・・まぁそういうパターンもあるけど、弱いかなぁ。
【柴田よしき 読了リスト】
フォー・ディア・ライフ
花咲慎一郎シリーズ1
少女達がいた街
象牙色の眠り
RIKO -女神の永遠- RIKO(村上緑子)シリーズ 1
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