予定が合わなかったので仕方なく、アバター以来の3Dで観てきました。
<あらすじ> 天才だが、それゆえに周囲との溝を感じる10歳の少年T・S・
スピヴェット(カイル・キャトレット)。
そんな彼にスミソニアン学術協会から、最も優れた発明家に
授けられるベアード賞受賞を知らせる電話が。
授賞式に出席するため、彼はたった1人でアメリカ北西部の
モンタナからワシントンD.C.へ旅立つことに。
さまざまな出来事や人々と出会いながら、牧場を営む
カウボーイの父親(カラム・キース・レニー)、昆虫博士の母親
(ヘレナ・ボナム=カーター)、アイドルを目指している姉
(ニーアム・ウィルソン)、事故によってこの世を去った双子の
弟へ思いをはせるスピヴェット。
やがて彼はワシントンに到着し、授賞式に臨む。
大陸横断の冒険の中で、スピヴェットは様々な人と出会い
ながら本当に大切なものに気付いていく。
<感想> ・10歳の天才科学者T・S・スピヴェット
・アメリカ北西部のド田舎のモンタナの牧場に住んでいる

・父がカウボーイ、母が昆虫博士
・モンタナから列車でワシントンD.C.までの一人旅
と期待感満載の設定。
ということは、無賃乗車の列車旅で数々のピンチに遭遇するけど、
天才科学者ゆえの方法で乗り切って、少年がたくましく成長しながら
ゴールするんだろうかなぁと思ってたら、まったく違う内容でした。
弟の銃による事故死が自分の責任だと思っているが、家族の
誰もがそのことには触れず、それがドンドン自分を追い込んでいき、
家出同然で列車の乗り込んで、さぁ今から盛り上がるぞー!と
なったけど、『世界の車窓から』のごとく美しい光景を楽しめるだけで、
着いちゃいます。
でも、旅で出会う靴を磨くおじいさん、ホットドック屋のおばさん、
トラック運転手と大人顔負けの会話をしつつも、子どもらしさを忘れて
いないシーンが好きですね。
最後にカウボーイのお父さんが迎えに来て、おんぶされたT・Sが
カウボーイハットを被ることで家族が一つになれて、ちょっとウルっと。
おそらく、何回も観ることで、良さが伝わってきそうな作品でした。
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